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要は砥ぎ

容易に回転数を調整できるバリアブルコントロール(無段階変速)機能が付いた木工旋盤は、ベンチトップ(卓上型)、フロア(床置き)、どちらのタイプにもあり、今や定番のスタイルです。回転数の無段階変速方式はいつくかありますが、わりと小型でリーズナブルモデルのベンチトップタイプの多くは小さなPCボード(回路)、大型で高額なモデルのフロアタイプの多くは高価なインバーターを搭載して制御されていることがほとんどです。どの方式であれ、使用者が選んだ回転数を常に維持し続けようとする木工旋盤なのですが、使用者が刃先をワークに当てて削り始めると回転運動にブレーキをかけたのと同じような状態になります。回転数が低下しそうになる現象を瞬時に感じた木工旋盤は多めの電流を流して回転数を維持するための対応をします。刃先がワークから完全に外れ、削っていない状態になれば元の状態に戻ります。分厚く多めの切削量で削ってる時とシアーカットのような繊細な削りの時では負荷の大きさが違いますし、スクレーピングやカッティングなど削り方による違いでも変化が起きます。機械に良くない影響を与えてしまう可能性として多い傾向なのは、切れない刃物(砥ぎをサボっている、砥ぎ方が正しくない、etc)でカジルように、ムシルように削る使い方です。夢中で作業しているといつの間にか切れなくなってしまっていることに気づきにくいものですが、砥いだばかりの良く切れる刃物とは木工旋盤やワークにかかる負荷が全く違うのです。切れない刃物は想像よりも機械を過酷な使い方にしてしまっているということを考えるべきです。過剰な負荷は回路やインバーターの発熱をまねき、故障させてしまう原因になります。しかも、切れない刃物は危険です。ワークが外れて飛んだり、深い逆目が出来たり、表面がデコボコになってしまったり、様々なトラブルにもつながってしまいます。切れなくなっていることに気づくスキルを身につけ、簡単にシャープニングができる環境づくりに真剣に取り組んでみましょう。砥ぎに問題ないとなれば、あとは削るスキルを身につけるだけです。どこに問題があるか?わからないのでは前進できませんね。